自己主張の学年 ギャングエイジ
年少から一つ大きくなった子どもたちです。
参観週間で少しだけクラスの様子を見ていただきました。
年中組は、遊びの選択に年少とは違う面が見られてきます。
年少の時の遊びは単純な遊びです。遊びの中から出てくる喧嘩は単純で
「貸してくれない」「とった!」「とられた!」・・・・・
というような具合のトラブルが多々見受けられました。
年中になると、ちょっと知能犯です。
子どもの心の中に意地悪な気持ちが出てきます。極端に言えば、気に入らないことがあり気持ちよく遊べなくなってきます。仲間の中で我を張るようになり、子どもそれぞれに自己主張が出てくる年齢になっています。
クラスの遊びの中でもゆずる事はわかっているけど、ゆずれないようすが伺えます。
年中の頃は、難しい時期ですが、子どもの育ちの中で大切な時期を迎えています。
母としては、素直につまずきがなくスムーズに成長して欲しい!と願うものの……!
赤ちゃんが寝返りから、ずりばい、高ばい、はいはい…など、成長の過程があるように、子どもの心の成長にも通らなければならない場面があります。
3歳の時にできていたことが、年中になってやらなくなることが多く目立つようになってくることは、過程のひとつです。
わかっているけど・・・!やってしまう意地悪なことやわがままなことは年中時代に通り確実に、子ども自身が嫌な思いや意地悪な思いを実感して欲しいと考えます。
その思いが、子どもの心を育ててくれます。
残念ながら、ここをさけて通ることは、後に大きな課題を残す可能性を持つこととなりますから、年中のギャング時代は、スルッと通りましょう。
子どもがおこす色々な出来事は、通らなければならない道ですが、とは言え、叱ることをやめることはありません。
ただ、頭の隅に「ギャングエイジ」年齢であることを置いてください。
悪い子になったのではなく、子どもが人として成長して行くために通る道を通っているだけですから。
もうすぐ運動会です。
子どもたちが楽しみにしている日ですから、どうか晴れますように・・・・・
皆様おそろいで、いらしてください。
子どもたちの年中時代は、「今」しかありませんから、子どもたちの「今」の運動会
を楽しんでくださるといいなぁと思っています。
子どもたちは、しっかり育っています。