帯広ひまわり幼稚園
通信ゆりかご

心を育てることって???

最近の報道で、かつて教科にあった道徳を再度教科としてカリキュラムの中に入るとのことでした。 道徳の中で、人の気持ちや良いこと悪いことの判断のトレーニングを教科で伝えようとすることは大切なことであると思います。
しかし、「子どもの道徳観や倫理観はどのように培われていくのか」
このことは子どもを育てているものとしては、とても大切なテーマです。

 昔から、「親の姿を見て子は育つ」と言われ、(もしかしたら若いママ達には聞きなれない言葉かも?しれませんが)いいも悪いも親を見て、子どもは育っていくということですが、
その言葉通りに、子どもの感覚は親や兄弟姉妹、祖父母、または、子どもの周りにいる人達から沢山のことを学んでいきます。
素敵な振る舞い、意地悪なこと、優しくすること、助けること、協調すること、更に美しい言葉や聞き苦しい言葉・・・・・・・・・。
子どもの目に入ることや経験することが、ぼちぼちゆっくり子どもの心を作っていきます。
教科で道徳を導入することは、子ども達の心を培っていくには良いきっかけになるのかもしれません。 しかし、今大切なことは、家庭の日常の中で、子どもたちにどんな言葉をかけていくのか! ここに子ども達の道徳観を作っていく基礎があります。
大人の感覚で「語らずともわかっている!」と考えていることが、実は子どもには理解できていないことがたくさんあります。
「嬉しい・楽しい・悲しい」この3点についても、大人から「○○で楽しかったね」「○○で悲しかったね」と、折に触れて言葉でつたえていく中で、ある時、子どもの心に表現と言葉とが一致して子ども自身の理解につながっていきます。
沢山の経験の中で、出来事と言葉や表現を一致させながら、子ども達は心のあり方や人との接し方、思いやりや助け合うことを学び身につけていきます。
小学校の教科の中に道徳が教科としてしっかり組まれたとしても、子ども達の道徳観は子どもの周りから子ども自身が見て感じ学んでいきます。
質問です。 ◎家庭の日常で、「いい」「悪い」と簡単な表現で子どもに伝えていませんか?
良し悪しだけでは、人として学び中の子どもには肝心なことが伝わっていきません。
「○○だとパパがかなしいと思うよ」とか「やさしい言い方でうれしい」とか、表現の角度をかえて、言葉を足してくださると、子どもたちに心情が伝わるトレーニングをしていくことになっていきます。
子どもたちが、自分の気持ちをしっかり伝えられることは幸せなことです。また、人の思いを子ども自身が感じられることも大切です。人間関係をしっかり作り上げていける子どもたちに育てていくとき、大人からの言葉での伝授は将来の子どもたちに大きな貢献となっていきます。

2014年11月7日 15:13 - カテゴリー: 通信ゆりかご
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