年長としての時間
幼稚園時代最後の参観懇談が終了しました。
保護者の皆様には、お子さんの在園中大変にお世話になり感謝申し上げます。
お陰様で最終の懇談会を終了し、卒園式に向かいます。
さて、年長としての最後の参観はいかがでしたか?
年長らしい立派な子ども達の姿でしたね。
幼い頃、ちょろちょろだった子、めそめそだった子、内気だった子、喧嘩っ早かった子・・・・・・・色々なタイプの子どもたちがいましたが、今はすっかり卒業してヽ(^o^)丿堂々とした年長です。
幼稚園での最終学年年長像のイメージは・・・・・・・・・
◎自分のことは自分でできる子ども
◎自分の気持ちを言葉でしっかり伝えることができる子ども
◎自分の行動をしっかり理解でき、行動の予測ができる子ども
◎相手の気持ちを想像し理解できる子ども
◎友達や先生に協力し、助け合うことができる子ども
◎沢山の不思議に興味関心を持ち、知りたい、やってみようと意欲を持つ子ども
◎人の話聴くとき、目を見てしっかり聴くことができる子ども
◎友達の中でも問題解決に向かえる子ども
そして、 善悪の判断がしっかりできる子ども
このイメージを持ち担任グループは進んできました。
今、極めて近いイメージの現年長です。
子どもたちが「今」に至るまでの道のりは紆余曲折!!
お母さんたちの頭をたくさん悩ませ進んできました。
今の年長はすっきりさわやか、堂々とたくましい姿で幼稚園生活を楽しんでいます。
この年長としての姿に届くまでは、その時に経験しなければならないことがたくさんありました。 年少は年少の時に経験することをたっぷりと(お母さんをドキドキさせながら)、
年中の時は年中の時に経験することをたーっぷりと(お母さんをハラハラさせながら)、
その上で今の年長があります。 その時にしなければならないことを飛ばして先に進めば、必ず後戻りをしなければなりません。 子どもが成長していくための通らなければならない道はしっかり通らせなければなりません。 今の年長は、その子一人一人の成長の速さで年長までやってきたのです。
さて、今年のスケート、お母さんたちのご協力で滞りなく終了できました。
今年はどの子も、とても上手になり、例年以上の上達でした。
スケートは難しいスポーツですが、このスポーツの上達には大切な秘訣があります。
それは、今までの幼稚園生活での数年間の積み重ねからくることです。
○話をしっかり聞けること○集中できること○忍耐力があること○体力があること・足腰がしっかりしていること、 そして ○素直であること○担任が大好きなこと!!
これが大きな秘訣です。この秘訣のどれか1つ欠けても上手くなりません。
この秘訣を、子どもたちはしっかりと見事クリアしてくれました。
素晴らしい子どもたちです。
このスケートの形から見えるように、幼児期の子どもは、どれか1つだけ長けていても上手く育ちません。 総合的にバランスよく意欲的に育てていくことで、子どもたちの力が見えてきます。
小学校を目前に、「お母さん、お子さんに自信をもっていいですよ」と声を大にして伝えたいと思っています。 各担任と共に最終の1年間、子どもたちは年長としてしっかり年長の道を通ってきました。
小学校への不安はお母さんと同じように子どもたちも持っています。しかし、こんなに力がある子どもたちですから、子どもたちの力を信じて進んで下さい。
最終の参観での姿を忘れないで小学校へ進んでほしいと願います。
年長の各担任は、卒園式の今で、子どもたちがしっかりとした心を持てるように接していきます。