電子機器(乳児編)
前回子ども達の周りにある電子機器の危険性と与え方についてお伝えしました。
今回は、現代の乳児にとって大きな問題となっているスマホの使い方の危険についてお伝えします。
赤ちゃんは育っていく中で、母親とのコミュニケーションから人間関係を学び始めます。
母乳を飲ませているとき、ミルクを飲ませているとき、赤ちゃんは母親の顔をじっと見ながら美味しそうに飲んでいます。 赤ちゃんと目が合いママは赤ちゃんに微笑みかけたり、頬をつついたりしながら静かな時間を赤ちゃんやママ達は楽しみコミュニケーションをしていきます。
最近ママたちは、物言わぬ赤ちゃんに母乳やミルクを飲ませているとき、片手にスマホを持ちママの目線は、赤ちゃんではなくスマホに向いていることが大きな問題となっています。
コミュニケーション初歩の乳幼児期に、赤ちゃんが望むアイコンタクトに答えてくれないママに、赤ちゃんはいつもアイコンタクトを送っています。 しかし、アイコンタクトを送っても答えてくれないことに、やがてママとコミュニケーションを取ろうとしなくなってしまします。
ママと目が合わなくなった赤ちゃんの気持ちはどんな気持ちでしょうか?
コミュニケーションは、目と目が合うアイコンタクトから言葉の習得につながっていきます。
赤ちゃんが最初にコミュニケーションを学ばなければならない時期に、ママたちは「語らぬ赤ちゃんだから、まだ何もわからない」とスマホに気持ちが行ってしまうところに、我が可愛い子どもに、育ちの大きな落とし穴ができてしまう危険があります。
子どもの成長は目には見えず、日々コツコツと地味に成長していきます。
赤ちゃんも成長の階段を1ヶ月、3ヶ月・・・・・と新生児から人となっていくための階段を歩き始めています。語らぬ赤ちゃんですが、しっかりと親の姿勢を見ながら育っています。
幼児にとっても、乳児にとっても、現代の優れもののスマホやタブレットは便利ですが大きな落とし穴があることは、社会問題になっていますが、子どもの育ちにも大きな弊害となっていることをお伝えします。
子どもの1日と大人の1日は大きく違っています。
子どもの1日は大人の1年に値するのかもしれません。
大人の皆様ですが、スマホやタブレットの危険なことを十分理解して上手にお付き合い下さい。
乳児・幼児は大人が考えているほど幼くはありません。
子どもの育ちに速さを求めず、一人ひとり成長の早さが違って当たり前。必ず年齢の成長に届いていくのが子どもの力強さです。まずは子どもにスマホやタブレットを操作させることが先進的な子育てではないことを心の片隅に置き、じっくり育てましょう。
赤ちゃんや子どもの成長は「今」ではなく、もっと先に結果が出てきます。