お箸を持つこと・・・・
私たちが食事に使うお箸のことについて触れてみます。
「子どもがスプーンやフォークからお箸に移行する時って、いつ頃がいいのかなぁ」
と考えたことありませんか?
子どもが、お箸を持つことは難しいことです。
簡単に言えば、体の筋肉がしっかりしないとお箸をうまく持つことができません。
そして、体の筋力と共に指先の機能が使えるようになったとき、子どもはお箸を上手に持つことができます。
このことはスプーンやフォークを持つことにも同じ理由が大切なことです。
まず、スプーンやフォークをしっかり持てるようにしましょう。
スプーンやフォークがしっかり持てるようになるためには・・・・・
◎腕がしっかり上がるようにならなければなりません。
腕が上がるようになるには、肩がしっかり動かなければ腕は上がりません。
腕が上がらず、手だけでスプーンやフォークを持つと、食べ物が口に行く前にこぼれてしまいます。幼い子どもがぽろぽろと食べ物をこぼすのは、このような理由から、体が未発達なので、こぼれてしまうのです。乳幼児の体は未発達なので、まず、しっかり遊び体全体を使い、バランスよく体を作っていくことが大切です。 それは難しいプランを進めるのではなく、お散歩しながら、歩いたり走ったり、坂道を上がったり、下がったり・・・・・
年齢を考え、お箸を持たせようとすると、体全体の筋力がついていない子どもに無理がかかり、
お箸を握って持つようになります。
走ったり、散歩したり、遊具で遊んだり・・、体全体を使うことを大事にし、遊びの中で手や指先を使う経験をたくさんすることが、お箸をしっかり美しく持てるようになるためには、大事なことです。
年少さんはまだあわてずスプーンやフォークがしっかり持てるように気を付けてください。
年中さんは、まだまだ個人差がありますから、お箸を早く持てることを目指さないで下さい。
年長さんは、体がしっかりできていますから、お箸の持ち方には気を配って下さい。食事ができているからいいのではなく、お箸をしっかり持っているか、時々確認をして下さい。
お箸の持ち方は、一生ついていきますから、ゆっくり、そして、しっかり持てるようにしましょう。