園庭あそび(自転車編)
夏のなごりが続いています。
子どもたちは、夏の遊びに夢中です。でも、1学期のあそび方と2学期になってからのあそび方の違いにびっくりヽ(^o^)丿
1学期の子どもたちは、どの学年も「じぶんが、じぶんが・・・」が強かった。
でも、2学期の子どもたちは・・・・・・。
「子どもたちってすごい!!」と実感しています。
最近、年長専用の自転車遊びがグラウンドで展開されています。
このあそびは、年長になったら使える、色々なタイプ7機の自転車で、年長に大人気です。グランドにコースを描き、横断歩道や停止線があり、ちょっと雰囲気を出すためにお花や信号機を置いています。
ふと、見ると年長はきちんと1列に並び順番を待っています。
「さすが!!」思わずにんまり。 「育ってるなぁ~」
どの自転車に乗りたいのか決めているのはもちろんですが、自転車の取り合いがありません。 順番です・・・・・(*^_^*)
そして、コースにルールができ、その中で特に感心したことは「停止線で止まる」の約束を、年長はしっかり、上手に止まって、再度運転開始です。
止まらない子がいたら、「止まらなきゃ・・」と声を掛け合っています。
そして、接触することが出てきたら、上手に解決しています。そんな様子に
「年長って考えてるなぁ~」と感心しています。
そして、年中・年少にも、関心しています。
年中や年少が「自転車に乗りたい」とだはん??する子が誰もいいません。
「年長さんになったら乗れるよ」「そっか!!」と理解していることと、自転車よりも夢中で遊びたいことがあり、自転車が気にならない様子です。
それは、虫取りだったり、砂場での遊びだったり、ベビーカーを使った赤ちゃんのお世話あそびだったり・・・・・それぞれの子どもたちが、それぞれの年齢に合わせて遊びたいことがいろいろあり気にならない様子です。
夢中で子ども同士からみながら遊んでいます。
そして、自然に年長・中・少がからみながら知恵の伝授がされています。
子どもって自分の力を知っているのだと実感です。身の程をしっています。
けっして力以上のことはしません。でも、体の中で「遊びをステップアップしていいころですよ」の時期がくると、子どもの中に好奇心が生まれ、勇気をもって「挑戦したい」気持ちが出て、次の遊びへ向かっていきます。
そんなことを考えると「園庭で遊んでいる子どもたちが選んでいる遊びは深い意味を持っているんだなぁ~~!」と、子どもたちの様子が愛おしく感じます。
子どもたちが自ら選択していく遊びの展開は、その子自身が持っている力を試す時を静かに待ちながら、いつでも挑戦できるように整えておかなければならないことを痛感しました。
「子どもの中に成長のプログラムがある」ことを実感しています。
「子どもが遊んでいること」は、楽しく楽しく遊んでいるのではなく、子ども自身が自分の成長を感じながら、「自分の勇気」を試しながら遊んでいること。
また、自分の弱さを感じながら「勇気」を持って生きていくことを学んでいるのだと考えます。
違う言い方をすれば「子どもの遊びは自分が成長するために戦っている」と表現しても言い過ぎではないでしょう。
子どもの遊びは、奥が深く、どんな教材やテキストを使ってもたどり着けない、「子ども自ら成長のプログラムを成功へ導く」子どもの特権です。
今年は、いまだに夏のあそびができますから、開放感の中それぞれが、年齢に合わせた遊びの充実をしてほしいと思いながら、子どもたちの環境構成を充実させていきたいと感じています。