「てつだって!」(年少組)
幼稚園の生活にすっかり慣れた様子の年少さんです。
それぞれが、思い思いの遊びを選び、一人一人の課題をクリアしています。
参観週間を通して少しクラスの様子を見ていただいています。
「あら、幼稚園ってお勉強するところでは・・・・。遊んでばかりで大丈夫?」
と思われた方はいませんか? 今は遊びが大事です。この遊びを通してお勉強につなげていくのが、ひまわり幼稚園の教育方法です。
今は、まず、子ども自身が好きな遊びを選んでしっかり集中することが大切な時期ですから、あわてないでくださいね。
子どもは大人とは違います。じっくりゆっくり育てることが小学校へつながる近道ですから・・・・。
さて、おうちに帰って、何かの折にお子さんから「てつだって!!」という言葉を使うことはありませんか?
幼稚園では、困った時の言葉「てつだって!!」を大切に考え、年少さんが困った時に、ただ泣いて大人に伝えるのではなく、「手伝って!」と伝えれば、困った時に助けてもらえることを、生活を通して伝えています。
入園頃は、困ったり、おうちへ帰りたかったり、ママに会いたかったり・・・・
色々な思いを、「泣いて」訴えることがとても多かった年少さんです。
でも、泣いているだけでは何の解決にもならないことを、年少さんに知ってほしいと考え、幼稚園にいる大人は、どんなときも、あわてずにゆっくり泣いている子の気持ちを聞いて、心の声を人に伝えることの大切さを伝えています。
今頃は、幼稚園生活の所々で、泣かないで「てつだって!!」と自信を持って大人に伝えてくれるようになりました。
人が生きていくとき、何よりも大切なことは言葉でのコミュニケーションです。小さいからといって、自分がしてほしいことがあるとき、気に入らないことがあるとき「気持ちを泣いて伝える」ことが、決して子どもが幸せになることではありません。「話せばわかる・・・」どこかで聞いたことがあるセリフですが、子どもたちはしっかり言葉を使える年齢に達しているのです。
親元から離れ、言葉の自立をし始めました。これからが楽しみです。