うれしいお弁当
1週間に一度のお弁当の日!
全給食を望む風潮の中、ひまわり幼稚園では、木曜日のお弁当を続けています。
お弁当の日は、子どもたちの嬉しい日、朝から楽しみに幼稚園にきている様子が伺えます。
お母さんが朝早くからおかずを作るいい匂い。心うきうき・・・。
お弁当をかばんに入れてもらい、お弁当の重さを体に感じ幼稚園にやってきます。
始めの頃、幼稚園での日課が定着してきた年少さんは、幼稚園の日課もそこそこにお弁当を朝から取り出し、お昼の準備をする子、「お弁当まだぁ~!」と先生に尋ねる子!
お母さんのお弁当楽しみなんだなぁ(*^_^*)と感じる場面が多く見受けられました。
年中・年長さんは、少し大人ですから、時間のことは心得ています。外遊びが終わってから・・・・・と。
食事の時間になると、お弁当を取り出し、自慢気にお弁当の用意をしています。
子どもにとって手作りお弁当は嬉しいもの!! 何よりのごちそうです。
1週間に一度のお弁当の日は、お母さんたちに朝から忙しい思いをしていただいていますが、我が子へとても大切な愛情を受け渡しています。
忙しい思いをしなくても、給食で食べさせて・・・・。と考えることがあるのかもしれませんが、お母さんの作ってくれる卵焼きの味は一生忘れません。
我が子の味覚はお母さんの味で決まってきます。ここは他人任せにはできない部分ですね。
子どもが自分で料理をするようになったとき、家庭での味を思い出し、その味を目指し味付けをしていきます。
目にはみえないことですが、お母さんから子どもへ、今しかできない子育ての味覚育てのプレゼントを渡しています。
今日はお弁当の日、今ちょうどお弁当の時間です。
年少・年中はお母さんの作ってくれた自慢のお弁当を広げています。
「今日ね、お母さん好きな○○入れてくれたんだぁ!」と自慢げに先生に話をしている姿が見うけられました。
年長でも、同じ光景は見られます。
贅沢なお弁当よりも、子どもたちはお母さんが作ってくれるお弁当だから嬉しいのです。
だって、お母さんがだいすきだから・・・・。
お金を出せば何でも買える時代です。
だからこそ、母から子へ受け渡していくお金で買えないものをしっかり育てていきたいものです。
自園での給食も、目には見えないけれど、大事なことを伝えています。
それは、給食をつくっていく過程、おやつを作っていく過程を、子どもたちが実感できるためです。
目にみえない過程とは・・・・においです。
午前中厨房から出るにおいは、こどもたちに大いなる創造をあえてくれます。
においから想像し、会話を弾ませているこどもたちです。
私たちは、子どもに目に見えないものを育てる使命があります。
目に見えない大切なものとは・・・・「感じる心」です。
親と子の間で育てる目に見えない大切な「感じる心」は、どれくらい育っているのかわかりません。だから、はしょられてしまう可能性が大!
手作りお弁当も子どもたちが感じる大切な感じる心の受け渡しです。
朝の忙しさの中ですが、ごちそうはいりません。ささっと詰めれるものでかまいませんので、1週間に1度のお弁当作り、どうぞよろしくお願いします。
今の時代だから大切にしたい場面です。
お母さんたち、お弁当作り ありがとう~~~~~~!